史跡案内 - History -

河原町界隈の史跡案内⑦先斗町

変わった地名の多い京都で「ぽんと町」は代表格。寛文10年(1670)鴨川の西岸に堤防を築き、高瀬川との間を埋め立てて護岸工事が完成し、川に沿って数件の町家が出来た。近くに南蛮寺があり、その影響でポルトガル語の「ポント」(先、先端→岬)が町名になったといわれている。江戸後期に遊里となった。今は京都五花街の一つであり、「鴨川をどり」の芸舞妓で春は賑わう。細いこじんまりとした御茶屋建築(夏は床)と石畳に京の情緒が溢れている。

先斗町